万葉教室(入門)

万葉教室で「今」大切にしていることは?

 

2019.1.3更新

◇万葉講座は講堂講座を打ち切り、斎藤茂吉の「万葉秀歌」を読み始めたのが、2014年の4月でした。2年間で、これを完読した後は、2016年4月から、私自身の独自のレジュメの講義を進めて、今年で3年が経ちました。新年度の4月には四年目になります。

 

 

 2018年度は巻九から始めて、「より丁寧に」を心がけ、スローテンポになり、1月現在で巻十の「秋の雑歌」です。

 

 なぜ、こんなにスローテンポになったのでしょう?自分でもイメージしていませんでした。ところが、一般的には、平板的な歌が続き、あまり面白くない「巻」とされています巻を丁寧に読み進むと、作者未詳の歌は、歌の良し悪しよりも、当時の万葉人たちが大事にしている考え、生活習慣が手に取るようにわかります。そこがなかなか面白いので、今のペースになってしまいました。講座の進め方は、これからもいろいろ工夫してゆきます。よろしくお願いします。